2009-01-01から1年間の記事一覧

 [久々湊盈子]フェミニズムの正しさゆえの空しさが手を汚さないやつにわかるか  久々湊 盈子

この作者の歌を取り上げるのは、これで三作目である。 今日は結社誌の先輩歌人である阿木津英の一首を取り上げるつもりでいた。 阿木津さんの作品には好きな歌が何首があるのだが、その中からこれと決めかねる私がいた。 道浦母都子・松平盟子両氏の歌も浮か…

真昼間に十日の月のかかりいて跳ぬる兎はせましとなげく

自作自評は得意な方ではない。 出来ることならば、避けて通りたいくらいだ。このブログの「十日の兎」はこの歌からとったものだ。中学2年生の三男が保育園に通っていた頃の歌であるから、もう十年以上前の自作だ。 こうして読み返してみると、一句目が「青…

とをかのうさぎ

もう何年も更新していないブログだ。 この数年私は、数々の不義理を重ねてしまった。