一回も仕事果たさず寿命来て捨つるもあらん火災報知器  風間博夫

風間博夫は1949年、昭和24年生まれである。藤原龍一郎より、学齢では2〜3年違うのだろう。
この年代の3年は、随分違うのではないだろうか。

下に書く一文は、昨年の9月に何回かに分けて書いたものの、一部である。
今読み返すと、風間博夫の短歌に対して、思うところが違ってきている。
そのころ「残念ながら最後の三部」こそが、これからの風間博夫の短歌への方向性、「スクラップアンドビルド」を提示しているのではないかと思いはじめている