穂村弘

髪の毛がいっぽん口にとびこんだだけで世界はこんなにも嫌  穂村弘

1月10日の日記にての歌と同じ、「短歌」12月号より。 穂村弘の短歌には、なるべく近寄らないように、気を付けているのだ。 近寄ってはいけない、危険だそう感じる。 この感覚、例えば麻薬を前にした感覚とは、違うと思う。 苺や季節のフルーツが沢山飾り付け…

デジタルの時計を巻きつけてみたい山中智恵子の左手首に  穂村弘

「短歌」12月号に掲載されたこの一首の、「山中智恵子」の固有名詞の必然性の有無について述べられ、それが大きな話題となった その話題の広がりは、思いもかけぬ方向へとも向かった。 しかし流れの速いWebの世界なので、もう話題にはされていない山中智恵子…